私は、養子当事者です。

ある講演会に参加した時、ひとりの女性と出会いました。

講師の先生に同行してきた彼女は大学生のかわいらしい女性でした。そして一緒に食事することになり偶然隣の席となりました。

彼女は前にいた小さな子供さんをみて涙ぐみ『私は子供を出産したあと養子に出しました。ちょうどこれぐらいかなあ』と私に話をしてくれました。
彼女は自分で育てることができない我が子のことを考え、自分の心に大きな傷を負いながら養子に出す選択をしました。

子供さんも現在は養父母家族のもとで、幸せに暮らしていますと、彼女は一枚の写真を私にみせてくれました。

養子当事者の私は子を手放した実母の思いを受け止める時間となりました。

現在彼女は、いつか子供が大きくなった時に、再会することができたならば、その子に誇れる人でありたいと、自身の心に思いを置き前進しています。
余談ですが私は【出会いのかけら】というケツメイシさんの歌が大好きです。

この出会いは講演会で出会った講師の先生が、彼女を私にそっとつないでくれたんだと思って、この彼女との出会いをある大学の先生につなぎました。

そして彼女は自分の思いをその大学教授に話すことができました。
妊娠した女性、命を授けた側の男性、立場は違います。

もし自分に迷いがあり、
誰にも言うことができず、
これから生きていくうえで悩んでいる人がいたとしたならば…

お腹に宿っている大切な命と、あなたの未来をたくさんの人が守ることができます。

いろんな選択肢があります。

そしてあなたを守ります。
道をつくります。

勇気を出して早急に連絡ください。