子どもたちも毎日忙しいと思うんです。身の回りのこと、勉強、習い事、宿題…。社会のいろんなルールの中で「〇〇したらダメ」って言われることも多いのかな。じゃあ、学校、家庭のほかに子どもたちが「自分らしくいられる場所」ってあるのかな。家族や先生の他に安心できる大人ってどれぐらいいるのかな。自分らしく、ありのままでいられる空間を作ってあげたい。そんな思いから居場所づくりを始めました。
我々の活動場所は、京都市伏見区の羽束師(はづかし)地域。
少子高齢化や核家族化といった社会的背景のもと、地域自治の担い手不足によるコミュニティの希薄化が全国的な課題となる中、羽束師地域ならではの課題もあります。
<羽束師地域ならではの特徴的な課題>
◆子どもの数が多い
・隣の久我地域も合わせると15歳未満は約5千人
・宅地開発で人口が急増
・地域内の神川中学校は生徒数が千人近い全国有数のマンモス校
◆安全に遊べる環境が十分に整っていない
・大きな公園が少ない
・国道外環状線、免許試験場があり交通量が多い
・歩道のガードレールが十分に整備されていない など
特に、共働きの子育て世帯が増加する一方で、従前から同地域に暮らす方(主に高齢者)との交流機会が少ない点は深刻な課題。独居高齢者も増加する中、公的・専門機関だけでなく、住民自らの手で孤独・孤立化を防ぐための取組がまさに必要だと感じています。
そこで、子どもたちを主なターゲットとしたコミュニティスペース「ゆるくる」を月1回開催し、そこに保護者や高齢者を巻き込むことで住民交流を促進し、地域の活性を図ろうと活動しています。
大切にしているのは、誰でも気軽に立ち寄れる「ゆるさ」です。
子どもたちの「〇〇したい」に応えられるように、色んな大人が協力しています。
形態 | 子ども第三の居場所 |
対象者 | 子どもたちを中心とした地域住民 |
開催日 | 毎月第3日曜日 |
利用時間 | 10:00~14:00 |
アクセス | 京都市バス・阪急バス「免許試験場前」徒歩10分 |
住所 | 〒612-8486 京都府京都市伏見区羽束師古川町(府営羽束師団地集会所) |
電話番号 | 080-3031-8053 |
メールアドレス | iroiro.ibasho@gmail.com |